対話とモノローグ

弁証法のゆくえ

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

弁証法の場

わたしは複合論(弁証法の新しい理論)を、ポパーが示した問題解決図式に位置づけている。 ( 「弁証法試論」第5章) ポパーの図式は、次のようなものだった。 P1―TT―EE―P2 ここでP1(problem1)は問題状況を表し、TT(tentative theory)は提案される問題…

「論理的なもの」とアインシュタインの認識論

牧野紀之は『小論理学』(鶏鳴出版 1989年)の79節を次のように訳している。 論理的なもの〔論理的思考〕は形式の面から見ると三つの側面をもっている。つまり、①抽象的な側面、すなわち悟性の側面、②弁証法的な側面、すなわち否定的理性の側面、③思弁的な…

表出のなかの悟性と理性

牧野紀之の「弁証法の弁証法的理解」(『労働と社会』鶏鳴出版 1972 所収)を読んでいた。 知ることと認識することの違いが指摘されていた。知るということは、「たんに客観的なある事実を意識の中へとりこんだということである。」これに対して認識するとい…